四谷三丁目皮膚科レター 2019年6・7月
今回のテーマ 夏の肌トラブル(汗荒れ)
今年は早くから気温が上がり、汗をかく時期も早くなっています。汗には体温調節という重要な役割がありますが、汗をそのままにしておくと肌荒れの原因になります。汗に含まれる塩分やアンモニアなどの成分が肌に残り、それらが刺激となって肌が荒れてしまうのです。乾燥して外部刺激から肌を守るための肌のバリア機能が低下していると汗荒れがひどくなります。チクチク、ヒリヒリしたり、痒くなって掻くと湿疹化することがあります。汗トラブルを予防するには、汗が蒸発する前に、こすらずに拭き取ることが大切です。入浴時にもゴシゴシこすらずに優しく洗いましょう。エアコンの使用などで肌が乾燥していると肌のバリア機能の働きが弱まり、汗の刺激も受けやすいので、夏もしっかり保湿しましょう。
四谷三丁目皮膚科